とろり優しい“ホッとする茶碗蒸し”|心を癒す和食の代表

日本食

心までほぐれる“ホッとする茶碗蒸し”|家庭でつくる極上のやさしさ

とろりとなめらかで、ひと口食べるだけで心がほどけていく――そんな優しい料理の代表が「茶碗蒸し」。シンプルな和食だからこそ、だしの香りや卵の柔らかさがそのまま味わいとして立ち上がり、丁寧に作れば格別のおいしさになります。今回は、茶碗蒸しを家庭で失敗なく作るコツを細かく解説しつつ、基本のレシピをご紹介します。寒い日にも、疲れた日にも、食卓にそっと温かさを添えてくれる究極の癒し料理です。

寒い日にも、疲れた日にも、食卓にそっと温かさを添えてくれる究極の癒し料理です。


■材料(2~3人分)

  • 卵…2個
  • だし汁…300ml(卵1に対してだし2~2.5が黄金比)
  • 薄口醤油…小さじ1
  • みりん…小さじ1
  • 塩…ひとつまみ
  • 鶏もも肉(小さめ角切り)…50g
  • しいたけ…1枚(薄切り)
  • かまぼこ…数切れ
  • 三つ葉…適量(仕上げ)

■作り方

① 卵液をつくる(なめらか食感の最重要工程)

ボウルに卵を割り入れ、白身を切るように優しく混ぜます。泡立てないことがポイント。だし汁、薄口醤油、みりん、塩を加えてさらに静かに混ぜ、ザルで必ず一度こします。これをするだけで仕上がりのとろり感が格段に違います。

② 具材の下ごしらえ

鶏肉はさっと湯通しして臭みを取ることで、卵液の風味を邪魔しません。しいたけ、かまぼこも食べやすいサイズに揃えておきます。具材は茶碗の底にバランスよく並べ、卵液を静かに注ぎ入れます。

③ 蒸し方のコツ:弱火で“す”を防ぐ

蒸し器、または鍋に布巾を敷いて茶碗を並べ、必ず弱火でゆっくり蒸します。強火はNG。「す」が入ってしまい、ぷつぷつ穴のあいた仕上がりになってしまうためです。沸騰している蒸し器に茶碗を入れたら、ごく弱火にし、フタを少しずらして蒸気を逃がすのがコツ。

加熱時間の目安は約10〜15分。竹串を中心に挿し、透明な汁が出てくれば蒸し上がりのサインです。

④ 仕上げに三つ葉を添える

蒸し上がったらすぐにフタをとらず、1〜2分そのまま余熱で落ち着かせます。上に三つ葉をふわりとのせれば、香りも見た目も上品に。これで基本の茶碗蒸しが完成です。


■失敗しないためのポイント

  • 卵液は必ずこす:雑味がなく、なめらかで絹のような食感に。
  • 強火禁止:弱火こそ成功の鍵。
  • 具材は加熱しすぎない:蒸し時間で火が通るので下処理だけで十分。
  • 卵とだしは黄金比→1:2〜2.5。
  • フタを完全に閉めない:蒸気がたまり“す”の原因に。

■アレンジ・応用アイデア

◆ 海鮮茶碗蒸し えび・ほたてを加え、だしの旨味をさらに底上げした贅沢仕様。

◆ 銀餡かけ茶碗蒸し 蒸し上がった茶碗蒸しに、とろとろの和風あんをかければおもてなしにも。

◆ きのこ茶碗蒸し しいたけのほか、しめじ・まいたけを追加して香り豊かに。

◆ ゆず皮のせ 冬にぴったりの香りのアクセント。ひとつまみ添えるだけで風味が一気に上品に。


■作り置き・保存方法

茶碗蒸しは作りたてが一番おいしいですが、どうしても保存したい場合は粗熱をしっかり取り、冷蔵で1日程度。食べる際は電子レンジの弱モードか湯煎で温めることで、なめらかな口当たりを保つことができます。


■まとめ

茶碗蒸しは、優しいだしの香りととろける口当たりが魅力の“癒しの和食”。卵液をこすこと、弱火で蒸すこと、具材を入れすぎないこと。この3つのポイントさえ守れば、誰でも美しくなめらかな茶碗蒸しを作ることができます。温かい茶碗蒸しは、どんな日でも心と体をそっと包み込んでくれる特別な一品。ぜひ、大切な人と過ごす食卓に添えてみてください。

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