美味しい柿のタルトの作り方|秋の香りあふれる絶品スイーツ
秋といえば、柿の季節。ほどよい甘さとやさしい香りを持つ柿は、そのまま食べても美味しいですが、スイーツにすると一層上品な味わいを楽しめます。今回は、旬の柿をふんだんに使った「柿のタルト」の作り方をご紹介します。サクサクのタルト生地と、とろけるような柿の甘みが絶妙にマッチした、秋にぴったりのスイーツです。

サクサクのタルト生地と、とろけるような柿の甘みが絶妙にマッチした、秋にぴったりのスイーツです。
◆材料(18cmタルト型1台分)
<タルト生地>
- 薄力粉:120g
- 無塩バター:60g(冷たい状態)
- 砂糖:30g
- 卵黄:1個分
- 冷水:大さじ1〜2
<アーモンドクリーム>
- 無塩バター:50g
- 砂糖:50g
- アーモンドプードル:50g
- 卵:1個
- 薄力粉:小さじ1
<トッピング>
- 柿:2〜3個(熟しすぎていないもの)
- 粉砂糖:適量(仕上げ用)
- ミントの葉:お好みで
◆作り方
① タルト生地を作る
ボウルに薄力粉と砂糖を入れ、冷たいバターを加えます。指先でバターをつぶすようにしながら、サラサラとしたそぼろ状になるまで混ぜ合わせます。次に卵黄と冷水を加えてひとまとめにし、ラップで包んで冷蔵庫で30分ほど休ませます。
② 生地を焼く
休ませた生地をめん棒でのばし、タルト型に敷き込みます。底にフォークで穴をあけ、重石をのせて180℃のオーブンで15分ほど空焼きします。その後、重石を外してさらに5分焼いて軽く色づかせましょう。
③ アーモンドクリームを作る
室温に戻したバターをボウルに入れ、砂糖を加えて白っぽくなるまでよく混ぜます。溶いた卵を少しずつ加えながらよく混ぜ、アーモンドプードルと薄力粉を加えてなめらかに仕上げます。これが香ばしい風味の秘密です。
④ 柿を準備する
柿は皮をむき、薄めのくし形にカットします。熟しすぎた柿は焼くと崩れやすいので、少し硬めの柿を使うのがおすすめです。果肉の美しいオレンジ色がタルトを華やかにしてくれます。
⑤ タルトを焼く
空焼きしたタルト台にアーモンドクリームを均一に広げ、上に柿のスライスを放射状に並べます。180℃のオーブンで約30分焼き、表面に軽く焼き色がついたら完成です。焼き上がりの香ばしい香りがキッチンいっぱいに広がります。
⑥ 仕上げと盛り付け
タルトをしっかり冷ましたら、粉砂糖をふりかけ、お好みでミントを添えます。サクサクのタルト生地と柿の甘み、アーモンドクリームのコクが絶妙に重なり、ひと口ごとに秋の贅沢を感じられるスイーツに仕上がります。
◆美味しく作るポイント
- バターは冷たいまま使うことで、サクサクの食感が出ます。
- 柿は完熟前のやや固めを選ぶと、焼いても崩れにくく美しい仕上がりになります。
- 焼きたてよりも、冷めてからの方が味がなじみ、しっとりとした美味しさを楽しめます。
◆アレンジアイデア
柿のタルトは、そのままでも十分に美味しいですが、少し工夫することでさらに特別感が増します。例えば、柿と一緒にクリームチーズを少し入れてコクをプラスしたり、焼き上がりに蜂蜜をとろりとかけるのもおすすめ。バニラアイスを添えれば、温かいタルトとの相性も抜群です。
◆まとめ
「柿のタルト」は、秋の訪れを感じる心温まるスイーツ。見た目にも華やかで、おもてなしやティータイムにもぴったりです。手作りならではの優しい味わいを、旬の柿でぜひ楽しんでみてください。焼きたての香ばしさと、柿の自然な甘みが広がるひと皿で、秋の幸せなひとときを過ごしましょう。


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