美味しい!ごぼうの炊き込みご飯|香ばしくてほっとする和の味わい
炊き立てのご飯から立ちのぼる香ばしいごぼうの香り──。まるでおばあちゃんの台所を思い出すような、優しい味わいの「ごぼうの炊き込みご飯」。ごぼうの旨みと鶏肉やだしの風味が重なり、噛むほどにじんわり広がる幸せな一口です。今回は、家庭で簡単に作れる本格的なごぼうの炊き込みご飯のレシピをご紹介します。
◆材料(2〜3人分)
- 米・・・2合
- ごぼう・・・1/2本(約80g)
- 鶏もも肉・・・100g
- にんじん・・・1/3本
- 油揚げ・・・1枚
- しょうゆ・・・大さじ2
- みりん・・・大さじ1
- 酒・・・大さじ1
- 和風だし(顆粒)・・・小さじ1
- 水・・・炊飯器の2合の目盛りまで
◆作り方
- 米を洗って30分ほど浸水させ、その後ざるにあげておきます。
- ごぼうは皮を軽くこそげ取り、ささがきにします。水に5分ほどさらしてアクを抜きます。
- にんじんは細切り、油揚げは熱湯をかけて油抜きし、短冊切りにします。
- 鶏もも肉は一口大に切り、軽く塩をふって下味をつけます。
- 炊飯器の内釜に米を入れ、しょうゆ・みりん・酒・だしを加え、水を2合の線まで入れます。
- ごぼう・鶏肉・にんじん・油揚げを上にのせ、全体を軽くならします。
- 通常通り炊飯します。
- 炊き上がったら10分ほど蒸らし、しゃもじで底からふんわり混ぜます。
◆仕上げと盛り付けのコツ
炊き上がったご飯を混ぜるときは、力を入れすぎず“切るように”混ぜるのがポイント。ふんわりと空気を含ませることで、お米がつぶれずに美しい仕上がりになります。また、お好みで白ごまや刻みねぎを散らすと香りと彩りがアップ。木製のおひつに移すと、余分な水分が飛び、より香ばしくなります。
◆ごぼうの風味を生かすポイント
ごぼうはアクが強い食材ですが、あまり水にさらしすぎると香りや旨みまで流れてしまいます。水に5分ほど浸けて軽くアクを抜く程度がベスト。切ったあとすぐ水にさらし、炊く直前にざるにあげておくと、ごぼうの風味がしっかり残ります。鶏肉との相性も抜群で、油分がごぼうの香りを引き立ててくれます。
◆アレンジアイデア
シンプルなごぼうの炊き込みご飯に、舞茸やしめじなどのきのこ類を加えると、さらに香り豊かになります。また、こんにゃくを細切りにして入れれば食感が楽しく、ヘルシーさもアップ。おにぎりにして冷めても美味しいので、お弁当にもぴったりです。
◆まとめ|香りと旨みが詰まったごぼうご飯で心も温まる
素朴ながら奥深い味わいの「ごぼうの炊き込みご飯」。ごぼうの香ばしさと鶏肉のコク、だしの旨みが重なり、箸が止まらない美味しさです。忙しい日でも炊飯器におまかせで簡単に作れるので、ぜひ日々の食卓に取り入れてみてください。ひと口食べれば、香り立つごぼうの風味とともに、心までほっと和む時間を味わえます。


コメント